和木の仏壇

昭和63年の秋、メーカーの展示会で、欅(写真)の仏壇を目にして興味を持ち、1本(業界での仏壇の単位は「本」なんです)仕入れてみました。
色が明るく、木目がはっきりと見えて、木の存在感を感じられたからです。

まだ、地方都市の仏壇店には、黒檀・紫檀等の唐木製の物ばかり置かれていた頃でした。

京都での修行中、昔から東京では「屋久杉」、秋田では「欅」と、処によっては和木が好まれているのを聞き、ずっと興味を持っていたのです。
特に、「準目はじき(セミオープン塗装)」の物は、若干高価にはなりますが、木の質感が見て取れ、満足度は高いと思います。

私自身がほれ込んだ物なので、お話をするとお客様にも通じるのか、和木の仏壇も徐々に売れるようになってきて、後々、大変喜んでいただいております。

**現在では、欅、楠、黄肌、屋久杉、楡、胡桃 等の仏壇を扱っております。



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