「地獄」東日本大震災

昨日午後、地震がありました。浜松でも少し揺れを感じたので、ラジオを点けてみると、アナウンサーの語調、そしてその内容から、とんでもないことになっているのを知りました。(写真は今日の日経新聞)
60㎝でなく6mの津波予想・・・パニック映画でしか聞いたことがありません。

その後、刻々と広範囲での大変な状況が報道されていきました。
被災された人々は、どうされているのでしょう。

そのうち仙台の海岸で200~300人の遺体が発見されたというニュースが入りました。
・・・想像してみました。・・・昔見た戦争映画の場面くらいでしか、想像できませんが。
・・・・・これを「地獄」と言わずして何が「地獄」でしょう。

こんな時、凡人の私は、「人数が多いから」悲惨だと思ってしまいます。
確かに「人数が多い」ことは社会的影響も大きく、大変な問題であることに間違いはありません。
だけど、よく考えてみると、「人数が多いから」悲惨なわけではないんですね。
不吉なので、避けてしまいがちですが、自分の家族が「ひとり」、たった一人でもその中に居たと想像すると、どうでしょう。・・・胸が張り裂けそうになります。
200~300人の遺体、それぞれに家族があり、友人があり、直前まで普通の生活があったのでしょう。
商売屋はお客さんとのやり取りを、営業マンは上司と得意先周りを、おじいちゃんおばあちゃんは縁側で日向ぼっこの最中だったのかもしれません。

それらを、天災は一時に飲み込んでいってしまいました。逃げ惑い、ドス黒い波にもまれ、最後の一瞬には、みんな、何を思ったのでしょう。子供の事、連れ合いの事、親の事、恋人の事・・・無念です。

・・・道路が水没していて、誰も現場には近づけず、一夜明けた今でも寒風吹きすさぶ中「みんな」放置されたままだとか。
・・・ただ、ただ「合掌」しかありません。

一日たって、だんだんと状況が明らかになり被害が拡大していますが、とにかく、行方不明の人たちが、ひとりでも多く「生きて」帰ってきてくれることを祈るばかりです。







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